地域で活躍する作業療法士が伝授する「コアリーダー実践塾」
2016/07/06
2016年の4月から7月にかけて、作業療法士の大郷和成さんを講師に迎え、オヤミルでは「地域で活躍する作業療法士が伝授する「コアリーダー実践塾」」を開催した。
大郷和成さんのプロフィールはこちら
この実践塾は、ワークショップが中心の計4回にわたる塾だ。
毎回15名程度の理学療法士・作業療法士・看護師が参加してくれた。
メンバーは、興味深い活動を行われている将来の地域活動を担うヘルスケアリーダーたちだ。
例えば、
・力士の就労支援を行っている作業療法士
・介護家族教室を定期的に開催し、家族の介護負担軽減を研究している理学療法士
・訪問看護を立ち上げ、積極的に自治体と連携している作業療法士
・福祉用具に関連する新たな事業を立ち上げた理学療法士
・リハビリ旅行を推進している作業療法士
・鍼灸師と理学療法士のダブルライセンスを持ち、双方の観点から地域に貢献しようとしている理学療法士
・地域で50人程度が集まる「哲学カフェ」を運営している理学療法士
など、個性的で魅力的なメンバーだ。
1回目は、地域で活躍するために「自分の軸を作る」
地域で活躍するためには、「そもそも自分が何をしたいのか」「誰に何を提供したいのか」ということが明確でなければ、地域のニーズに対して対応することができないため、参加者の皆様が自分の軸を見つめなおした。
2回目は、地域で活躍するために「自分にタグをつける」
1回目のセミナーの内容をもとに、療法士としてだけではなく、個人として自分は何ができる人間なのか、何がしたい人間なのかということを追求することを目的とした。
大郷さん曰く、タグがなければ情報発信もできず、人も紹介してもらえないとのことだ。
参加者の皆様は現在行っていること、得意なこと、将来実施したいことを勘案し、
「自分は○○です」というタグをつけた。
3回目は、地域で活躍するために「情報発信力を高める」
自分の軸やタグをつけても、情報発信しなければチャンスは巡ってこない。
Facebookの意外な使い方から、自分の魅力を発信する際の工夫の仕方など具体的な方法論を大郷さんが伝授した。
4回目は、地域で活躍するために「人脈を形成する」
大郷さん自身、地域で大活躍している作業療法士ではあるが、その人脈は海外やビジネス領域、政治家、地域住民、療法士内など非常に幅広い。
軸やタグを作り、情報発信されてきた結果ではあるが、人脈を形成する際に重要なことは、まず「give」することだ。当然名刺交換しただけでは、それは人脈とはいえない。
名刺交換した後に、ひと手間かけられるか。
相手の求めていることを適切にキャッチし、自分の持っている知識や知恵、人脈を提供していくことが重要であるとのことだ。
すぐに見返りを求めたり、メールを返信しないなど、「人脈を構築できない活動」が往々にしてある。せっかく軸を作って発信しても、いざ人間関係を作るという最も重要な局面において、失敗することも多い。
専門職にとっての地域で活躍できる土壌はまだまだ少ないのが現状だ。
だからこそ、自分自身でチャンスを掴み取らなければならない。
病院のように技術を磨いてサービスを提供するという観点ではなかなか地域では活躍しにくい。
相手側のニーズを適切に捉え、自分の提供できるものや自分の周辺にあるものをつなぎ、サービスをデザインしていく能力が求められる。
この実践塾には、まだ続きがある。
ひとつは、10月8~9日に開催されるヘルスケアイノベーション合宿において、具体的にサービスを全員で企画することだ。
そして来春(予定)にオヤミルメンバーで開催予定の「ヘルスケアマルシェ(仮称)」において、地域で活躍する(したい)専門職が、本当に自分の企画やサービスが地域の人に受け入れてもらえるのかという実践の場を提供する。
地域の人(高齢者、子供、障がい者、そのご家族)を招待し、専門職が自分のサービス店舗を出店するという企画だ。
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ヘルスケアイノベーション合宿にご興味のある方は、下記までご連絡ください。
詳細をお伝えさせていただきます。
nakagawa@carents.co.jp(オヤミル運営者 中川)
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大郷和成さんのプロフィールはこちら
この実践塾は、ワークショップが中心の計4回にわたる塾だ。
毎回15名程度の理学療法士・作業療法士・看護師が参加してくれた。
メンバーは、興味深い活動を行われている将来の地域活動を担うヘルスケアリーダーたちだ。
例えば、
・力士の就労支援を行っている作業療法士
・介護家族教室を定期的に開催し、家族の介護負担軽減を研究している理学療法士
・訪問看護を立ち上げ、積極的に自治体と連携している作業療法士
・福祉用具に関連する新たな事業を立ち上げた理学療法士
・リハビリ旅行を推進している作業療法士
・鍼灸師と理学療法士のダブルライセンスを持ち、双方の観点から地域に貢献しようとしている理学療法士
・地域で50人程度が集まる「哲学カフェ」を運営している理学療法士
など、個性的で魅力的なメンバーだ。
1回目は、地域で活躍するために「自分の軸を作る」
地域で活躍するためには、「そもそも自分が何をしたいのか」「誰に何を提供したいのか」ということが明確でなければ、地域のニーズに対して対応することができないため、参加者の皆様が自分の軸を見つめなおした。
2回目は、地域で活躍するために「自分にタグをつける」
1回目のセミナーの内容をもとに、療法士としてだけではなく、個人として自分は何ができる人間なのか、何がしたい人間なのかということを追求することを目的とした。
大郷さん曰く、タグがなければ情報発信もできず、人も紹介してもらえないとのことだ。
参加者の皆様は現在行っていること、得意なこと、将来実施したいことを勘案し、
「自分は○○です」というタグをつけた。
3回目は、地域で活躍するために「情報発信力を高める」
自分の軸やタグをつけても、情報発信しなければチャンスは巡ってこない。
Facebookの意外な使い方から、自分の魅力を発信する際の工夫の仕方など具体的な方法論を大郷さんが伝授した。
4回目は、地域で活躍するために「人脈を形成する」
大郷さん自身、地域で大活躍している作業療法士ではあるが、その人脈は海外やビジネス領域、政治家、地域住民、療法士内など非常に幅広い。
軸やタグを作り、情報発信されてきた結果ではあるが、人脈を形成する際に重要なことは、まず「give」することだ。当然名刺交換しただけでは、それは人脈とはいえない。
名刺交換した後に、ひと手間かけられるか。
相手の求めていることを適切にキャッチし、自分の持っている知識や知恵、人脈を提供していくことが重要であるとのことだ。
すぐに見返りを求めたり、メールを返信しないなど、「人脈を構築できない活動」が往々にしてある。せっかく軸を作って発信しても、いざ人間関係を作るという最も重要な局面において、失敗することも多い。
専門職にとっての地域で活躍できる土壌はまだまだ少ないのが現状だ。
だからこそ、自分自身でチャンスを掴み取らなければならない。
病院のように技術を磨いてサービスを提供するという観点ではなかなか地域では活躍しにくい。
相手側のニーズを適切に捉え、自分の提供できるものや自分の周辺にあるものをつなぎ、サービスをデザインしていく能力が求められる。
この実践塾には、まだ続きがある。
ひとつは、10月8~9日に開催されるヘルスケアイノベーション合宿において、具体的にサービスを全員で企画することだ。
そして来春(予定)にオヤミルメンバーで開催予定の「ヘルスケアマルシェ(仮称)」において、地域で活躍する(したい)専門職が、本当に自分の企画やサービスが地域の人に受け入れてもらえるのかという実践の場を提供する。
地域の人(高齢者、子供、障がい者、そのご家族)を招待し、専門職が自分のサービス店舗を出店するという企画だ。
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ヘルスケアイノベーション合宿にご興味のある方は、下記までご連絡ください。
詳細をお伝えさせていただきます。
nakagawa@carents.co.jp(オヤミル運営者 中川)
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