ベテランケアマネジャーに聞いた!ショートステイを活用する最に重要なポイント7つ
オヤミル編集部
2016/04/12

ケアマネジャーに頼んでも、すぐには予約を取りづらいのがショートステイです。 一方で、負担軽減や急な用事のため、ショートステイを活用しなければならない場合があります。 ぶっつけ本番で「どうしよう・・・」とならないために、事前にショートステイを活用する最に重要なポイントを知っておきましょう。  1. ショートステイをいきなり予約するのは難しいため、ショートステイに依存し...
ケアマネジャーに頼んでも、すぐには予約を取りづらいのがショートステイです。

一方で、負担軽減や急な用事のため、ショートステイを活用しなければならない場合があります。

ぶっつけ本番で「どうしよう・・・」とならないために、事前にショートステイを活用する最に重要なポイントを知っておきましょう。 


1. ショートステイをいきなり予約するのは難しいため、ショートステイに依存しない。

前提として、ショートステイは数が少ない事や、多くの人が利用しているため、予約する事が困難であるという事と、連続日数が30日であるということは念頭に置いていてください。

基本的に2~3か月前に申込むのが一般的で、月初(1日)に申し込むため、前月に申し込む必要があります。

加えて、ショートステイは事業所によって受け入れ体制や受け入れ条件が異なりますので、初めて予約する場合、いきなり長期間で予約することも困難な場合があります。

また、土曜日・日曜日と大型連休は、予約が困難なことも多く、ショートステイの活用が初めての場合、大型連休はさらに難しくなります。

  
2. ショートステイを長期利用する場合、事前に一度軽く利用してみる。

ショートステイは、他の施設と違って短期間の利用になり、利用者さんが環境に慣れない事が多いため、事前に環境に慣れるためにも、本当にその施設で良いのかを確かめるためにも、事前に軽く利用しておくことをお勧めします。

 
3. そもそも予約しづらいので、ある程度の妥協が必要

予約が困難なショートステイ選びには、ある程度妥協も必要です。

立地等よりも施設の質の方が重要なので、“家から遠い”などの要素は妥協する必要が出てくるケースもあります。
 

4. 有料老人ホームの空き部屋を活用する

ショートステイの予約がどうしても取れないときは、有料老人ホームの空き部屋を活用するのも、ひとつの手段です。

1泊10,000円程度で、少し高いですが、どうしても空いていないときは、ケアマネジャーに相談してみましょう。

また、ケアマネジャーは安易に有料老人ホームを提案しないと思います。多くの場合、同県のショートステイ事業所⇒他県のショートステイ事業所⇒老健・特養⇒有料老人ホームという順番になることが多いです。
 

5. 認知症の場合は、認知症のデイサービスに通う
ショートステイ事業者は、利用者さんの病状・その他の状況を踏まえて、空き状況を見ながら受け入れるか否かを決定します。

ですので、重度の認知症の方ですと、受け入れてもらえない事もあります。

そんなときは特養併設のデイサービスに通っていると、病状や進行状況が事業者側も事前に把握できるため、受け入れてもらえる可能性は高まるので、認知症の方の場合は、一般のデイサービスではなく認知症デイサービスに通われる事をお勧めします。

また、ショートステイや特養と併設なので、昼間は過ごし慣れているデイサービスで過ごす事もできる場合があります。

 
6. 急な用事が入るなどして、どうしても予約が取れないとき・・・・

(A)事前にできることしては、親族を含めて、介護のネットワークを作っておくことが望ましいでしょう。

(B)事業所ときちんと信頼関係を作っているケアマネジャーを見極め、担当してもらいましょう

(C)お泊りデイサービスを活用する。
お泊りデイサービスとは宿泊サービスが付いた通常のデイサービスです。

365日営業しており、ショートステイとしても活用できる場合があります。

例えば、1泊2日で、月曜日と火曜日にデイサービスを利用します。(宿泊は自費)

ただし、医療介護専門職が常駐しているわけではないですし、セキュリティも万全でないこともあるため、転倒などのリスクは高まるため、注意も必要です。

そのような理由からケアマネジャーによっては、ショートステイの代替施設としてお泊りデイサービスを活用はしないというケアマネジャーもいます。

そのあたりは、ご担当のケアマネジャーから事前に説明を聞くと良いでしょう。
 

7. 利用者さんの病状・状況に応じて、安全性とリハビリの観点は考慮しておいてください

確かにショートステイは予約が困難ですし、妥協しなければならない点も多いです。

ただし、安全性やリハビリの観点は持っておいてください。

例えば、認知レベルの高い人は、リハビリの観点を重視し、老健を選択する(ほとんどの特養ではリハビリを実施していません)

逆に、認知レベルの低い人は、安全性の面を考慮してください。(ベッドから落ちやすい人は畳の部屋にしてもらう。徘徊がある人はセキュリティが万全な事業所にする等)