腕や指先にどの程度の麻痺や関節可動域制限があるのかにより、使える道具は大きく変わりますので、ここでは実際の現場でよく使用する代表的なものを紹介したいと思います。

１、はしぞうくん
箸が根元でつながっており、また間にバネがついているため、箸同士がずれることを防止します。また箸を開く動作がバネにより援助してくれるため、開く動作が行い易い。また手で握る位置もズレにくい工夫がされている。

２、楽々箸
１のはしぞうくんと基本的構造は同じですが、箸先が平らになっているとともに、溝があるため滑りやすいものもつまみやすい。デザインが普通のお箸に近い。

３、エジソン箸
指を入れる穴があり、指が箸から離れることがない。開く動作、閉じる動作は自分の力で行わなければならない。

ネットで検索していただくと、画像を含めた詳細情報が得られると思うので見てみて下さい。
その他、１００円ショップなどでも箸同士をピンセットと同じ仕組みにできるような、道具を売っていますよ。

植原先生

ありがとうございます！とても具体的に教えて頂き非常に参考になりました。
色々な種類のものがあるのですね！
深くお礼申し上げます。