今後のリハビリ職の保険外サービスの形とは。
中川逸斗
2016/01/01

中川逸斗(Nakagawa Hayato) 株式会社ケアレンツ 取締役

1984年大阪府生まれ。同志社大学卒業後、大手外資系コンサルティングファーム2社(IBMおよびDeloitte)で様々な業界のクライアントの経営戦略構築や業務改善、マーケティング、ITプロジェクト等に従事。その後、医療・介護系企業でミャンマー・台湾・ドバイなどの国際案件や国内の事業企画等に従事した後、現職。

Facebook:https://www.facebook.com/hayato.nakagawa.37

「自費(保険外)サービス」


これは当業界の中でよく聞く言葉ですね。
ただ、医師の指示の下云々など、諸々の課題はたくさんあります。

いつも言っていることがあります。
「仮に国家資格という肩書きがなくても、ニーズに応えることはできる。そして、国家資格という素晴らしい資格で身に付けられた知見・スキルは必ず社会の役に立つ。」
ということです。

「理学療法、作業療法をしてほしい」という利用者は少ないと思います。

自分の親が、リハビリが必要になったときに「理学療法をお願いします」とはなかなか言いませんね。

「こんなことができなくなった。もう一度できるようになりたい」

これが利用者さんのニーズというものです。

プロに頼むときに
「パソコンが動かなくなった。どうしたら良いですか。ここまでは動くのですが、この操作が分かりません」と言いますね。専門用語を連呼して頼むようなことはしないことと同じです。

ただ、ひとつ言いたいのは、手段としての理学療法・作業療法は必ず必要ですし、重要だということです。目的と手段、そして役割の違いです。
同じ業界でも役割があるのですから、特定の役割の方が、ある役割の方を悪く言うのは理解しがたいとも思います。

利用者さんが困っていることを考えてみましょう。
・もう一度旅行に行きたい。
・お墓参りにいきたい。
・もう一度同じ生活に戻りたい
・親の老後が心配
・再度趣味を再開したい
・日常生活に支障が出ている
・介護負担が大きい
・介護状態にならないために予防したい


例えば上記のようなものがあります。

そして上記に挙げた全てを、セラピストの皆さんは支援可能だということです。
旅行療法士は、その良い例だと思います。
一方で、旅行というのは「非日常活動領域」なので、「日常活動領域」にも目を向ける必要があります。

非日常活動領域と日常活動領域は下記のとおり計8つあると考えています。
(下記は、オヤミルでも実施していく予定です)

「自費(保険外)サービス」


これは当業界の中でよく聞く言葉ですね。
ただ、医師の指示の下云々など、諸々の課題はたくさんあります。

いつも言っていることがあります。
「仮に国家資格という肩書きがなくても、ニーズに応えることはできる。そして、国家資格という素晴らしい資格で身に付けられた知見・スキルは必ず社会の役に立つ。」
ということです。

「理学療法、作業療法をしてほしい」という利用者は少ないと思います。

自分の親が、リハビリが必要になったときに「理学療法をお願いします」とはなかなか言いませんね。

「こんなことができなくなった。もう一度できるようになりたい」

これが利用者さんのニーズというものです。

プロに頼むときに
「パソコンが動かなくなった。どうしたら良いですか。ここまでは動くのですが、この操作が分かりません」と言いますね。専門用語を連呼して頼むようなことはしないことと同じです。

ただ、ひとつ言いたいのは、手段としての理学療法・作業療法は必ず必要ですし、重要だということです。目的と手段、そして役割の違いです。
同じ業界でも役割があるのですから、特定の役割の方が、ある役割の方を悪く言うのは理解しがたいとも思います。

利用者さんが困っていることを考えてみましょう。
・もう一度旅行に行きたい。
・お墓参りにいきたい。
・もう一度同じ生活に戻りたい
・親の老後が心配
・再度趣味を再開したい
・日常生活に支障が出ている
・介護負担が大きい
・介護状態にならないために予防したい


例えば上記のようなものがあります。

そして上記に挙げた全てを、セラピストの皆さんは支援可能だということです。
旅行療法士は、その良い例だと思います。
一方で、旅行というのは「非日常活動領域」なので、「日常活動領域」にも目を向ける必要があります。

非日常活動領域と日常活動領域は下記のとおり計8つあると考えています。
(下記は、オヤミルでも実施していく予定です)


 
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